デザイン制作時に、紙面を魅力的に見せるために写真を使用することがよくあります。まずは、基本的なレイアウト方法と効果的な使い方についてお話していこうと思います。

まず、四角版とは、写真の四隅すべてを版面内に配置するレイアウト方法です。紙面に対して収まりが良く、安定感があるため落ち着いた印象になります。最も頻繁に利用される方法の1つでもあります。整然とした印象の四角版でも、ボラロイド写真のように白い枠を入れて素材感を出し、少し角度をつけて配置すると、楽しげな印象になります。

次に、切り抜き版とは、被写体を輪郭に沿って切り抜いて配置するレイアウト方法です。背景がなくなって被写体の輪郭が強調されるため、被写体の注目度が上がり、情報が整理されます。そのため、素早く情報を伝達することが可能です。また、楽しげで、動きのある紙面を演出しやすいという特徴もあります。紙面のスペースが少ない場合に、被写体をなるべく大きく見せたい場合などにも適しています。

最後に裁ち落としです。裁ち落としには2種類あり、四方裁ち落としは写真を紙面の端いっぱいまで配置するレイアウト方法であり、商品のディテールを見せたい場合や、迫力のある紙面を演出したい場合などによく使用されます。しかし、文字要素が多い場合には不向きな配置方法です。もう1つが三方裁ち落としでこれは上下・左右のいずれか1辺を残し、残りの3辺を裁ち落としにするレイアウト方法であり、空間的な広がりを演出したい場合や、紙面に動きを出したい場合などに使用されます。こちらは余白を作ることができ、文字要素が多い場合にも向いています。